永久脱毛とは？メリットデメリットをご紹介

脱毛にはエステサロンで行う美容脱毛（光脱毛）や医療脱毛（レーザー脱毛）など、様々な種類の脱毛法があります。永久脱毛とはどういうものなのか、メリットデメリット、どういった人に向いているのか詳しくチェックしてみましょう！

永久脱毛とは

永久脱毛と呼ばれているものは、医療機関で医師監修のもと看護師が施術を行う医療脱毛（レーザー脱毛）の事を指しています。

脱毛サロン（エステサロン）のような医療機関以外では、レーザー脱毛のような強い光を使用した施術は、法律により禁止されています。当然、施術の禁止だけでなく、「永久脱毛」という言葉も使用できません。

永久脱毛（医療脱毛）に対し、一生ムダ毛が生えてこないというイメージを持っている人も多いのですが、永久脱毛は永久に体毛が生えてこないというわけではありません。

では、永久脱毛とはどういう仕組みなのか？アメリカ電気脱毛協会、アメリカ食品医薬品局（FDA)※の定める永久脱毛の定義を確認してみましょう。

※アメリカ保健福祉省配下の政府機関

永久脱毛とは、脱毛施術後の一定期間後、一定量の体毛が減っている状態であることを指しています。

つまり永久脱毛（医療脱毛）とは、永久的に身体の全ての毛が生えてこないようにする脱毛法ではありません。

医療脱毛でないならサロンの光脱毛は無意味なのでは？と思う方もいるでしょう。

確かに、光脱毛は医療脱毛（レーザー脱毛）と違い照射のパワーが緩やかなため、一度で毛を作る組織を破壊するほどの強さはありません。その為、何度も照射を繰り返し徐々に毛根を弱らせていく必要があります。

医療脱毛（レーザー脱毛）より施術の回数はどうしても多くなりますが、平均約16～18回程の照射で自己処理が不要な状態になれるでしょう。

通う回数は多くなるデメリットがありますが、しっかり回数を重ねる事で得られる効果や、肌へのダメージリスク、費用、医療脱毛（レーザー脱毛）と比べた痛みの点から、サロンの光脱毛へ通う方も少なくありません。

続いて医療脱毛（レーザー脱毛）のメリットとデメリットをチェックしておきましょう。

照射パワーが緩やかな光脱毛と比べ、一度の照射である程度の効果を実感することができるため、少ない通院回数で脱毛を完了することができるでしょう。一般的に約５～８回程度が目安と言われています。

レーザー脱毛は、医療機関でのみ取り扱いが可能であるため、クリニックにはドクターと看護師が常駐しています。その為、脱毛による肌トラブルが起きた際は自分で病院を探す必要がなく、そのまま通院しているクリニックで診察を受けることが可能。

美容脱毛（光脱毛）と比べ、強いパワーで照射をするため強い痛みを伴います。麻酔を使用し、痛みを軽減することも可能ですが、麻酔は別売りになっているクリニックが殆ど。その為施術料金と別に麻酔代がかかることも。

脱毛の施術を受けた後に、火傷や肌の痛み、湿疹やヒリヒリ感があるなど肌トラブルのリスクが光脱毛と比べると高いなります。

実際に医療機関にも関わらず、全国の消費者センターへ過去5年間で約280件ほどレーザー脱毛によるトラブルの相談が寄せられています。中には完治に半年ほどかかる炎症や、肌トラブルによる色素沈着が消えなくなるといった深刻な事例も寄せられています。

施術料金だけでなく、麻酔を使用する際は別途麻酔の費用が発生。また、一回ごとの脱毛効果は高いが、その分光脱毛と比べると高額な料金設定となっています。

高額な料金を支払ってでも早く脱毛効果を得たい人、長期的にムダ毛のない状態を維持したい人、医師による診察やアフターケアを希望している人が医療脱毛に向いていると言えます。

痛みが苦手で心配な人、肌トラブルのリスクを最小限に抑えたい人、多少の時間がかかっても費用を抑えながら徐々に体毛を減らしたい人には美容脱毛（光脱毛）が向いています。

脱毛完了後、一定期間後またすこしずつ毛が生えてきた、という人のメンテナンスにも光脱毛がオススメです。

永久脱毛（医療脱毛）を受ければ、永久的に体毛が生えてこないようにできると、誤った認識をしている方も少なくありません。

実際には、永久脱毛を受けても美容脱毛を受けてもすべての体毛が無くなるわけではありませんし、時間が経つと少しずつ生えてくる事があります。

費用・脱毛期間・痛みなど、医療脱毛（レーザー脱毛）も、美容脱毛（光脱毛）もそれぞれにメリットデメリットがあるので、自分に合った脱毛方法をみつけましょう。